センター試験

数学センター試験の効果的な対策とは?速く正確に解くために心がけるべきことを教えます!!

黒豆:へー、過去問がネットに載ってるんだ!知らなかった~。

のた:何してるの??

黒豆:センター試験の過去問を見てるんだ~。センター試験って、過去問がネット上で公開されてるんだね!

過去問って本屋で買うイメージだったから、公開されてるなんて全然知らなかったよー。

のた:過去3年分ならネット上で公開されてるんだよ。それ以上遡りたかったら、本屋で購入する必要があるけどね。

黒豆:せっかく見つけたんだし、ちょっと解いてみようかなぁ。まずは数学でも・・・。

のた:うん、いいんじゃない?センター試験は良問が多いから、学習にはちょうどいいと思うよ。

黒豆:そういえば、のたって数学得意じゃん?現役時代はセンター試験の成績もよかったんでしょ?

のた:そだねー。

センター試験って60分制限で必須問題が2問、選択問題が3問あると思うけど、

僕は30分で選択問題3問まで全部含めて解き終わってたよ。

で、まあ大体は満点だったね~。

黒豆:ふぇっ!?30分で??ありえないわ~・・・。

私なんて、60分の制限時間ギリギリで解き終わるか解き終わらないか、ってとこだったのに・・・。

そして満点とか・・・。

なんかもう別世界の人だわ・・・。

のた:まあまあ。でも、別に特別才能があったとかじゃないと思うよ。

速く正確に解けるように自分でもいろんな工夫や心がけをしてたんだよ。

黒豆:へえ、そうなんだ~。一体どんな工夫をしてたの?

のた:気になる??じゃあ、特別に教えちゃおう!!

数学のセンター試験問題を解く際に必要な心がけ

のた:僕が心がけていたのは、以下のようなことだよ。

数学のセンター試験問題を解く際に心がけていたこと

【マインド系】

  1. 最初の5分は鉛筆を持たない
  2. 試験前に教科書や参考書を見ない

【テクニック系】

  1. 見間違えを防ぐため、記号の書き方を工夫する
  2. かけ算をするときには「『大きな』黒丸」or「『大きな』×記号」を書く
  3. 検算する
  4. 選択すべき対象を説明した箇所に下線を引く
  5. 答えに自信がない問題には「?」マークを付けておく
  6. とっかかりが見つからない問題は「×」をつけて潔く捨てる

黒豆:おぉ、マインド系もあるんだね~。

のた:そうだよ。というか、僕的には寧ろマインド系の方が重要だと思ってるよ。

黒豆:へえ、そうなんだ・・・!なんか、そこにのたの秘密が隠されてる気がする!

のた:ふふ、そうかもね。じゃあ、各項目について順に説明していこう!!

マインド系①:最初の5分は鉛筆を持たない

のた:僕は、試験の最初の5分間は鉛筆を持たずに、全部の問題をざっと見てたよ。

各大問の最初の方を頭に入れておく、つまりどんな問題があるのかざっと記憶しておくんだ。

黒豆:へぇ。私はセンター試験って時間がないから、試験が始まったらとりあえず最初の問題からさっさと解き始めてたけどなぁ。

最初に全部の問題を見ておくとどんなメリットがあるの?

のた:うん、まず一点目は、

「難しい問題をぱっと捨てることができるようになる」

ってことかな。

他にどんな問題があるのか分かっていれば、1つの問題に固執する可能性が低くなるでしょ。

この問題が解けなくてもあの問題なら解けそうだから、この問題は捨てていっか~、という判断がすぐにできるようになる。

黒豆:ほう。確かに私の場合、ひとつの問題にかなり固執して時間をかけた後でようやく諦めて次の問題に行くことが多かったかも。それで結構時間をロスしたりしてたなぁ・・・。

のた:そして2点目のメリットとしては、

「ある問題を解きながら別の問題について考えることができる」

ってことかな。

黒豆:は!??はぁ・・・。ちょっとよく分からないんだけど・・・。

ある問題を問いているときはその問題について考えてるもんじゃないの??

少なくとも私はそうだったし、別の問題について同時に考えるなんて不可能だと思うんだけど・・・。

のた:いや、それがそうでもないんだよ。

センター試験の問題にはいくつか定石みたいなものがあって、その定石を手で書いて書いて覚えておけば考えなくても問題が解けるようになるんだ。

そして手で覚えているレベルになると、その問題は考えなくても自然と解けるようになる。

そんな問題を手が勝手に解いてくれてる間に、別の問題について考える、というイメージだ。

黒豆:ええ~、そんなこと本当にできるのかなぁ・・・。

のた:訓練すれば誰でもある程度できるようになるよ!

黒豆の場合は、センター試験のパターンに関して学習したり、計算力に関して訓練したりする時間が足りなかったのかもしれないね。

「最初の5分は鉛筆を持たない」ことによるメリット
  • 難しい問題をぱっと捨てることができるようになる
  • ある問題を解きながら別の問題について考えることができる

マインド系②:試験前に参考書は見ない

のた:試験前に教科書や参考書を見ない、ってことも僕は徹底してたよ。

黒豆:えっ、私は試験前は教科書で公式を確認したりしてたけどなぁ。まぁ、最後の悪あがきってやつだけど・・・。

のた:試験前にそんなことしたら、頭が疲れちゃうでしょ。

どうせこれから試験で思いっきり疲れるんだから、試験の前に頭を疲れさせるのはよくないよ。

黒豆:うーん。まあそうなんだろうけど、ついつい見ちゃうんだよね~。

のた:試験直前は目をつぶって静かに瞑想でもするのが一番!!脳に負担をかけちゃいけないよ~。

マインド系まとめ:大事なのは「余裕」である!!

のた:ここまでマインド系で心がけるべきことを2点説明してきたけど、結局大事なのは

「余裕を作ること」

なんだ。

どんな問題があるかあらかじめ頭に入れておけば、ある問題を解きながら別の問題について考えるという余裕が生まれるし、

試験前に頭を疲れさせないことで、疲労が無い状態で試験を受けるという余裕が生まれる。

こんな風に余裕を作っておくことで、万全のマインドで試験を受けることができるんだよ。

少なくとも僕はそう思ってるし、実際に実践してきて成果も出してきた。

黒豆:なるほどねぇー。確かに私、試験を受ける前も受けてる最中も全く余裕がなかったっけなぁ・・・。

のた:試験は辛いものじゃなくて、寧ろ楽しむもの!って思って、余裕を持って受けるくらいの方が成績もよくなると思うよ!!

テクニック系①:見間違えを防ぐため、記号の書き方を工夫する

のた:さて、次はテクニック系だね。

まずは記号の書き方を工夫する、ってことだ。

記号と数字って似てるものがあるじゃない?

それらの見間違えを防ぐために、あえて記号をゴシック体じゃなくて筆記体で書いたりしてたよ。

具体的には以下のようにしてたね。

記号名(アルファベット) 不適切な書き方 適切な書き方 理由
「ビー」 ゴシック体(b) 筆記体
(※1)
数字の「6」と見間違えないため
「エックス」 ゴシック体(x) (※2) かけ算記号の「×」と見間違えないため
「ピー」 ゴシック体(p) 筆記体
(※3)
ギリシャ文字の「ρ」と見間違えないため
「キュー」 ゴシック体(q) 筆記体
(※4)
数字の「9」と見間違えないため

テクニック系②:かけ算をするときには「『大きな』黒丸」or「『大きな』×記号」を書く

のた:次は、かけ算記号の書き方についてだね。

かけ算の記号って「・」か「×」で書くと思うけど、このとき、

これらの記号をできるだけ大きく、分かりやすく書くんだ。

例えば小さく「・」と書くだけだと、以下のような見間違いをする可能性があるからね。

黒豆:うわぁ、私はいつも小さく「・」って書いてたなぁ・・・。

テクニック系③:検算する

のた:面倒かもしれないけど、できる限り検算する、ってのも重要だよ。

因数分解させる問題だったら、因数分解結果を展開して元の式に戻るか確かめたりね。

センター試験の場合は、以下の図みたいに既に答えが出ている箇所が再度出てきたりするけど・・・。


「平成31年度センター試験 数学Ⅰ・数学A」より抜粋)

こんな場合も、(ウ)と(エ)に入れた答えが正しいか確かめるために念のため後の問題も計算してみることが重要だよ。

黒豆:時間に追われてるとなかなかそんな余裕が持てないけど・・・。

のた:そこは自分の傾向も踏まえて、どこまで検算するか考える必要があるね。

速く答えてミスする傾向があるなら検算するようにした方がいいと思うよ。

テクニック系④:選択すべき対象を説明した箇所に下線を引く

のた:センター試験は選択問題だから、どんな選択肢を選択すべきか記載されてることがあるよね。

こういうとき、選択すべき対象を説明した箇所に下線を引いておく

以下のような感じだね。


「平成31年度センター試験 数学Ⅰ・数学A」より抜粋)

こうすると、どんな選択肢を選択すべきか自分の頭の中で再確認できるでしょ。

黒豆:そうだね!これは私もやってた!!

テクニック系⑤:答えに自信がない問題には「?」マークを付けておく

のた:答えは出たけど、いまいち答えに自信が持てない場合もあるよね。

そんなときは問題に「?」マークを付けておいて、後で戻ってこれるようにしておくんだ。

時間が余ったら、そういう自信がない問題だけを集中的に見直しできるようにしておくんだよ。

黒豆:私はいつも時間ギリギリだったから、見直しの時間なんてほとんどとれなかったなぁ・・・。

テクニック系⑥:とっかかりが見つからない問題は「×」をつけて潔く捨てる

のた:これが最後だね。最後は、

とっかかりすら見つからない問題は潔くすてよう、ってことだ。

そんな問題に時間を使うなら、別の確実に解ける問題に時間を使うべきだからね。

思い切って大きく「×」と書いて、その問題を無視してしまおう。

黒豆:こういうときに変に粘っちゃうのがだめなんだろうね、きっと。まあ、私のことだけどさ・・・。

まとめ:大切なのは失敗から学び、自分なりに工夫すること!

のた:最後に、センター数学での心がけ一覧をもう一度示しておくよ。

数学のセンター試験問題を解く際に心がけていたこと

【マインド系】

  1. 最初の5分は鉛筆を持たない
  2. 試験前に教科書や参考書を見ない

【テクニック系】

  1. 見間違えを防ぐため、記号の書き方を工夫する
  2. かけ算をするときには「『大きな』黒丸」or「『大きな』×記号」を書く
  3. 検算する
  4. 選択すべき対象を説明した箇所に下線を引く
  5. 答えに自信がない問題には「?」マークを付けておく
  6. とっかかりが見つからない問題は「×」をつけて潔く捨てる

黒豆:本当にいろんな工夫をしてたんだね~。

私は間違えないようにこう工夫しようとか、マインドをこういう風に保とうとか、そういうことは全然考えたことなかったよ・・・。

何というか、今思えば

自分の失敗から学んで次どうするか考えることをしてなかった

んだよね。ただ闇雲に演習だけを繰り返してた気がする・・・。

そんなんじゃあ点数が上がるわけないよね・・・。

のた:そうだね。何事も

次もっとよくなるにはどうすればよいかを考えることが重要

だよね。

長い人生、まだまだこれから!!

失敗から学んで、自分で工夫して生きていくことを心がけていこう!!

黒豆:えいえいおー!!